住宅メーカーは販売会社から毎日強烈な値下げ要求を浴びています。
軒天にはケイカル板を貼れば耐火性能はいくらでも満たせるのに、
「もっと安い価格で造れ」と住宅メーカーに迫られれば、他の材料で
ごまかす、あるいはある程度厚みがあれば十分クリアできる基準も、
なんとか薄いもので通そうとする。
化粧ケイカル板自体はそれほど高価格なものではありませんが、
激烈なコストダウン競争のなかに巻き込まれれば姉歯と同じことが
起きないとも限りません。
軒天に使用する化粧板は法律で定められたもっと分厚いケイカル板を使えば、
なんの問題もなく基準をクリアすることができのたです。それを住宅
メーカーはコストダウンのために、大臣認定品であることも要求しながら、
と同時に「同質だけれどももっと薄い建材」を要求してきました。
その上さらに、軒天の耐火性能は通常品よりももっと高い、と
宣伝してきました。つまり低価格で作り、高価格で販売していたのです。
もちろん、こうしたことはほんらいの商道徳に違反することでして、
建て替えも、一部改造、作り直しもやむを得ないことでしょうが、
こうした事態にいたるのには、やはり建築業界のある種の構造的な
問題があるように思われます。
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