ケイカル板をわが国で製造・販売しているのは全国で6社程度あるが、
そのなかでもニチアスとエーアンドエーマテリアルの上位2社が
独占状態にあり、7割を超えるシェアがあるメーカーです。
(株)ニチアス(ケイカル板の製品名は「ラックス」)。
HPによりますと、ニチアスは「断つ・保つ」の技術を長年の時間をかけて
蓄積してきた会社です。
沿革によりますと「1896年(明治29年)にわが国の保温・断熱分野に
おけるパイオニアとしてスタートして以来、100余年の歴史のなかで、
エネルギー産 業をはじめ、石油精製、石油化学、化学、建設、自動車、
さらにエレクトロニクス、環境関連産業分野へと」事業活動 を広げて
きましたメーカー。
こうした長い技術の蓄積、幅広いネットワークの構築によって
「皆さまからの信頼という無形の財産を築き上げ、これらを基盤に
事業活動を通して広く社会に 貢献してまいりました」としています。
(株)エ−アンドエ−マテリアルは(製品名「ハイラック」)、永い
歴史を持つ二つの株式会社アスクと浅野スレート株式会社が合併して
誕生した会社で、化粧ケイカル板の製造メーカーとしても知られる。
この両社の英文の頭文字、AとAをとったために現在の社名をなりました。
HPによりますと、「当社は1914年(大正3年)わが国で初めてスレートを
製造して以来、不燃建材のパイオニアとして、たゆまぬ技術革新を重ね、
高い市場評価と数多くの実績 を挙げており、不燃・耐火・断熱を機軸と
する熱管理技術は、安全で快適な暮らしや環境を支える製品や工法を生み
出してまいりました。」
「近年では、多様化・高度化するニーズに対応し、より機能性、意匠性を
追求した不燃ボード、化粧ボードなどの建築材料、熱遮断を核にした
工業関連製品、耐火 被覆や各種システム工事等固有の基礎技術を更に
深めながら、その技術の製品化・工法化に取り組み、材料と施工の
一貫性に基づいた事業を推進しております」
その中で上記メーカーも化粧ケイカル板を低価格で提供してきた。
また、上記二社以外で、製造を行っている会社として目立つのは、
三菱マテリアル建材(株)(製品名、「ヒシタイカ」)です。
この会社は三菱財閥の根幹を担った鉱業系の古い会社で、もとは
九十九商会(三菱商会の前身)が紀州新宮藩の炭鉱を租借、岡山県の
吉岡鉱山を買収するなどして、鉱業部門、金属鉱山事業に進出した
ことを最初としています。
そのほかに「古河テクノマテリアル」(製品名「ケイカライト」)も
化粧ケイカル板の製造を行っています。
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